秋季リーグ戦を振り返って

2012年秋季リーグ戦は4勝6敗の4位に終わり九州大会への出場はなりませんでした。

 

最下位に終わった春季リーグ戦後、投手の池田以外の4年生が引退し新チームがスタートしました。監督として初めて経験した春季リーグ戦で福岡大学、九州国際大学の選手と比べて基礎体力の弱さを痛感したため、6月はランニング、筋トレ、エルゴメーターなどで徹底的に体力強化を図りました。また、接戦で敗れる試合が多かったことのひとつの要因として、「勝ち」への執着心が足りないと感じたことから、秋季リーグ戦での目標を明確にし、目指すチーム像の尺度を決めました。

秋季リーグ戦では、4勝中3勝を逆転で勝つことができ少しずつ粘り強いチームに近づいてはいますが、一方で大事な場面での球際の弱さやバント失敗など多くの課題が浮き彫りになりました。

来期に向けてこの冬場が勝負となりますが、基礎体力の強化を更に進め、すべてのプレーにおいて基本を見つめ直して取り組んでいきます。

 

九州大会出場を賭けて戦った北九州市立大学との初戦に逆転で敗れた後、ベンチ入りのメンバーだけでなくスタンドで一生懸命応援してくれたベンチ外の選手達もが悔し涙を流している姿を見て、チームが一つになってきたことを感じました。

その翌日の最終戦では気持ちを切らすことなく、終盤に2点差を追いつき延長戦の末にサヨナラで勝ち、大学最後の試合で11回を完投した池田の花道をチーム全員で飾ることができました。

そんな成長した選手達を誇りに思うと同時に、今後の更なる成長を確信した秋季リーグ戦でした。

 

最後に、ご多忙中にも関わらず球場に足を運んでいただいた保護者、OB、関係各位の皆様に心から御礼申し上げます。

素晴らしい選手達の今後の飛躍を期待して下さい。

 

2012.10 善家